不動産屋と建築屋の領域
土地を決める時は、 自分たちだけで判断すべきでもなければ、 不動産屋さんに相談すべきでもありません。 というのも、あなたも不動産屋さんも 建築のプロではないため、 その土地が予算的にも建築的にも いい土地かどうかがハッキリと分からないからです。 つまり、土地の良し悪しは、 建築とセットで考えないといけないというわけですね。 おはようございます。 SIMPLE NOTE Nago Studio です。 では、建築会社に相談しないまま 土地を決めてしまった場合、 一体どういうことが起こってしまうのか、 具体的にお伝えしていきたいと思います。 ✔ ︎ 無茶苦茶予算オーバーする!? まず、一番みんながやってしまう失敗が、 土地にお金を使い過ぎてしまうことです。 結果、肝心要の建築の予算が減り、 あなた自身も困るし建てる側の建築会社も困ります。 あるいは、建築コストも抑えなかったとしたら 住宅ローンにそのしわ寄せが来てしまいます。 ゆえ、家を建てることを決めた時、 真っ先に不動産屋に行くのではなく、 その前に建築会社に行って、 土地にかける予算がいくらなのかと 家にかける予算がいくらなのかを試算してもらった上で、 土地探しを始めてもらえたらと思います。 この流れで土地探しを始めた場合、 もしかしたらあなたが望んでいるような土地を 買うことが出来なくなるかもしれません。 一般的にいい土地だと言われている 「南向きの土地」や「形がいい土地」などです。 しかし、設計とは、 『土地が抱える問題を解決する手段』 です。 言い換えると、家は土地の環境に合わせて 間取りや外観をつくっていくものであるため、 たとえ日当たりが悪そうな土地だとしても、 設計次第で明るくて開放的な家をつくることも出来れば、 たとえ形が悪い土地だとしても、 土地に合わせて設計さえ出来れば とっても住みやすい家をつくることも出来るということです。 つまり、建築会社の視点としては、 家の良し悪しは土地の良し悪しに左右されないので、 土地の選択肢を無闇に狭める必要はないということです。 なので、土地を選ぶ時は、 必ず建築屋さんに土地を見てもらい、 土地の良し悪しをアドバイスしてもらってください。 これが予算に支障を生じさせない最良の方法です。 ✔ ︎ 予期せぬ費用が発