投稿

4月, 2022の投稿を表示しています

負担になる家と負担にならない家

イメージ
  坪単価とは、 家にかかった総工事費用を 単純に延床面積で割った数字のことですが、 この金額は、家が大きくなるに連れて 安くなっていくものだし、 逆に、家が小さくなるに連れて 高くなっていくものです。   それゆえ、坪単価にこだわって家を建ててしまうと、 必然的に家の面積が大きくなってしまうため、 それに連動して家の価格も高くなります。   25 坪の家と 35 坪の平屋のお家では、 坪単価は 35 坪の方が 5 万円ほど安いものの、 建築費用は 500 万円~600万円ほど高くなってしまう、 といった感じに、ですね。 (例)  25 坪× 75 万円= 1875 万円 35 坪× 70 万円= 2450 万円   おはようございます。 SIMPLE NOTE Nago Studio です。   また、家が大きくなれば、 単純に家の価格が高くなるだけじゃなく、 それに付随した様々な費用も 高くなってしまうことになります。   例えば、 35 坪の家と 25 坪の家では、 単純に 10 坪家の大きさが違いますが、 もしこれらのお家が平屋だとしたら、 土地の大きさも 10 坪違ってくることになります。   仮に土地の坪単価が 20 万円だとしたら、 200 万円土地価格が違ってくるということですね。   また、土地が広くなれば、 その分外構工事にかかる費用も高くなってしまいます。 工事面積も増えるし、境界の長さも増えるからです。 (外構工事は思っているよりも費用がかかるものです。)   つまり、坪単価を重視して家づくりをしようとすれば、 必然的に、家・土地・外構全てのコストが 高くなってしまうということ、なんですよね。   さらに、家や土地が大きくなると、 家づくりをする時にかかるイニシャルコストだけじゃなく、 家を持ち続けている間、 ずっとかかり続けるランニングコストも 高くなってしまいます。   まず、家や土地にかかり続ける固定資産税です。 面積が大きくなった分、 高くなるのは当たり前ですよね。   土地に関しては、 200 ㎡を超える分に関しては、 200 ㎡までの税金よりもかかることになるため、 それも理解した上で購入するようにすべきですしね。   光熱費は、広さというよりも そこで暮らす人数に最も左右されるものですが、 それでも家が広くなれば、 その分高くな

大多数が正しいとは限らない

イメージ
  家は持つべきものの、 そこに掛けられる予算は、 あなたが想像しているよりも、 遥かにに少ないのが現実です。   それゆえ、予算設定という 家づくりのスタートを間違えないことが、 なにより大切なのですが、 その厳しい予算に基づいて、 土地を探し、家を建てるためには、 土地、家のいずれに関しても、 大多数とほぼ真逆の視点を 持たなくてはいけません。    こんにちは。 SIMPLE NOTE Nago Studio です。   例えば、大多数の方は、 土地を買う時、そのエリアの中で 最も高い値段の土地を選ぼうとします。 新しく造成された分譲地の 形が良い南向きの土地ですね。   また、大多数の方が、 少しでも土地を広く買おうとしますが、 これも土地の予算が上がる原因となるし、 同時に外構工事も高くなる原因となります。   それゆえ、土地予算を抑えるためには、 この 2 つとは真逆の考え方を持って 土地探しに臨みます。   南向き  →  南向き以外 形が良い土地  →  形が悪い土地 必要以上の土地  →  必要最低限の土地  といった感じですね。   ✔ ︎ 日当たりは悪くて大丈夫なのか?   土地探しで一番心配なのが、 日当たりではないでしょうか? わざわざ好き好んで 日当たりが悪い土地を選ぼうとするなんて、 正気の沙汰じゃない気がしますしね・・・   しかし、少し立ち止まって、 冷静に考えてみてください。 家を建てようとする前に、 日当たりが良い土地に建っている家を ゆっくりと見て回ってください。   事実をお伝えさせていただくと、 日当たりが良い土地に建つ家は、 決して家の中が明るくありません。   理由は明確でカーテンが開けられないからです。 南からの光をカーテンが遮断してしまって、 奥にあるキッチンや水回りにまで、 光が届かなくなってしまうからです。   また、南からの日差しはかなり厳しいため、 シャッター、雨戸まで締めているお家が数多くありますが、 では、このお家は一体何のために、 南向きの日当たりが良い土地を買ったのでしょうか?   一体何のために南向きに部屋を配置し、 南向きの窓をつくったのでしょうか?   光をたくさん家の中に入れ、 明るくて開放的な家になるはずだったのに、 光は閉ざされ、薄暗くて閉鎖的な家に なってしまったとしたら、 あなたはど

家づくりで大切なのは合理的な考え方

イメージ
  現在の日本人の平均寿命は、 男性が 81 歳で女性が 87 歳と言われていますが、 (これからはもっと延びていくようです) 家づくりをする時には、 この年齢まで暮らすことを前提として、 部屋の広さや多さ、 そして間取りのつくり方を考えるべきです。   つまり、現在あなたが 30 歳だとしたら、 そこで 50 年間住み続けることを前提として、 現在あなたが 40 歳だとしたら、 そこで 40 年間住み続けることを前提として、 その間ずっと住みやすく、 かつ、家にかかるコストを最小限に抑えられるように 計画すべきだということですね。   おはようございます。 SIMPLE NOTE Nago Studio です。   多くの方が、先のことはさておき、 今の状況を中心に、 家族が最も多い時期に合わせて 間取りを考えてしまうため、 将来、確実に部屋を持て余すであろう 大きな家をつくってしまいます。   ですが、そのような家を建ててしまったら、 あなたの家は、実家のように、 使わない部屋にあふれた家なってしまいます。 いつかは夫婦 2 人だけになるからです。   それゆえ、 1 つの用途として 使わないだろうと考えられる部屋は、 別の用途として兼ねて使えないか? ということを考えながら、 家づくりをすることをオススメしています。   そうすることで、 家の面積をカットすることが出来、 結果、家づくりのコストがカット出来るからです。   ✔ ︎ そもそも “ 子ども部屋 ” と呼ぶこと自体がおかしい!?   広さや部屋数について、 まず考えていただきたいのが “ 子ども部屋 ” です。   子どもは、まだ小さいうち、 自分の部屋をプライベートスペースとして使うことは、 ほとんどありません。   そして、思春期となる中学生ぐらいになれば、 やっと自分の部屋を、 プライベートスペースとして使うようになりますが、 それも束の間で、ほとんどの子どもが 進学や就職をキッカケに、 卒業と同時に家を出て行くようになります。   そう考えると、子どもが自分の部屋を 充分に使ってくれる期間は、 せいぜい 6 年〜 10 年ぐらいのものです。 あなたがそこで暮らす 40 年〜 50 年という期間の中で。   それゆえ、子どもがプライベ ― トスペースとして、 自分の部屋を使う以外の期間は、 別