敷地を無駄に余らせてしまう3つの当たり前(その2、その3)


敷地を無駄に余らせてしまう3つの当たり前(その1)よりの続きとなります。


おはようございます。

SIMPLE NOTE Nago Studioです


 その2:プライベートルームは2階という当たり前



 



ハウスメーカーのモデルハウスはもちろんのこと、



現在建っている家のほとんどが、



この原則を基に間取りをつくっています。



 



それゆえ、それが当たり前なんだと、



知らず知らずの間に



頭に刷り込まれていってしまいます。



 



しかし、冷静に考えてみてください・・・



 



小さなお子さんは、



2階につくった自分の部屋を使うでしょうか?



一体いつからその部屋で寝るでしょうか?



わざわざその部屋まで



荷物を片付けに行くでしょうか?



 



また、子供たちはやがて家を出て行きますが、



その時、その部屋を別の用途として使えるでしょうか?



 



そう考えてみると、



敷地にゆとりがあるのに、



わざわざプライベートルームを



2階につくる必要はあるんでしょうかね?



1階につくるという選択肢があっても



いいと思うんですけどね。



 



その3:コスパに優れているという当たり前



 



そして、最後の理由が、



2階建ての方がコスパに優れている



という理屈です。



 



逆に言うと、



平屋は高いという理屈ですね。



 



確かに、同じ面積で比べれば、



平屋の方が高くなるんですが、



結局は、これも家のつくり方次第なんで、



ここからは、そうならないための



考え方についてお伝えしていきたいと思います。



 



コストをアップさせない工夫




  
















まず1つ目の工夫が



「廊下をなくす」ということです。



プライベートルームを全て2階につくった場合、



2階にはそれぞれの部屋に行くための



廊下が必要となるのですが、



プライベートルームを



1階にも分散してつくると、



この廊下を少なく出来たり



あるいはゼロにすることも出来ます。



 



また、2階につくる部屋が少なくなれば、



2階にトイレをつくる必要もなくなるので、



トイレスペースとトイレのコストも、



カットすることが出来ます。



 



そして、2つ目の工夫が、



「プライベートルームを



必要以上に大きくつくらない」ということです。



 



というのも、寝る時間以外は、



ほぼリビングで過ごすようになるからです。



つまり、寝室にせよ、子供たちの部屋にせよ



言うなれば、ただ寝るだけの部屋だから、



最低限でいいということですね。



 



これはほんの一部ですが、



このような工夫が出来れば、



住み心地とか使いやすさを全く損なうことなく、



面積をカットすることが出来ます。



そして、その分コストをカットすることが出来ます。



  



ということで、



家づくりのよくある常識を



無条件で受け入れるのではなく、



このように別の角度からも考えていただき、



合理的で、使いやすく住みやすい、



それでいてコストも手頃な家を



建てていただければと思います。



 



それでは、、、

                                             「simple inc.参照」


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